第2回JANCOC幹事会議事録 ver1.0


八重ゆかり      

日時: 2000年5月27日(土)13:00〜17:00
場所: 東京医科歯科大学難治疾患研究所 6階第5研究室
参加者: 津谷喜一郎、名郷直樹、廣瀬美智代、福井直仁、
        八重ゆかり、柳元和
オブザーバー: 金子善博、中山健夫
(記録: 八重ゆかり)

1. 「コクラン共同計画とは何か?」(「薬の知識」3回
シリーズ)のWeb公開の件

  6月中にはリンクが可能であり、リンク可能になった
ら、JANCOC-announceで知らせることとする。


2. JANCOC-mailing list(J-ML)に関する事項

(1) サーバ移行

  これまでJ-MLを管理していた香川県薬剤師会メールサ
ーバでの問題により、2000年1月と5月頃にメイル送信の
不都合が生じていた。6月2日にメールサーバ更新作業を
行う予定である。なおJANCOCホームページはすでにUMIN
に移行している。
  mailinglistについてもUMINでのmailinglist開設サー
ビスを利用して従来どおりの運営ができることが確認で
きている。
  システムの安定性の面から、将来的にはJ-MLもサーバ
をUMINに移行することとするが、移行に伴う作業が煩雑
なため、移行時期については保留とする。

(2) JANCOC Contact Directoryへの登録者管理の件

  JANCOC Contact Directoryに登録しているが、J-ML
(announce)に登録していない人が58人存在している。こ
の人達には、JANCOCからのお知らせを郵送で送る必要が
あり、事務作業が煩雑になる。この58人には文書でJ-ML
(announce)への加入を依頼することとする。このとき、
第6回JANCOC会議議事録やコクラン共同計画のしおりを
同封する。

(3) J-MLの目的の明確化

  J-MLの1998.8.9開設時から2000.5.22までの発現内容
と発言者の分析がなされた。本来、コクラン共同計画は
情報洪水時代に質の高い情報を提供しようとするもので
あり、本J-MLもこの趣旨に従うのが望ましい。
  2つのJ-MLの機能はこれまでわかりづらいものであっ
た。ホームページでの説明文にJ-ML(announce)に発信
できるのは幹事のみであることを明記する。これはJ-ML
(announce)は幹事により「質」が吟味されたの情報であ
ることを意味する。
  J-ML(discussion)については、質管理されておらず、
原則は自由であるが、上記の趣旨に従うのが望ましい。
また内容もコクラン共同計画やシステマティック・レビ
ューに関連した情報が望ましい。
  上記についてのお知らせを、J-MLのサーバー移行のお
知らせとともにJ-ML(announce)で流す。
  より広くEBM全般を取り扱うMLが別組織によって設立
されるのが望ましく、そのような働きかけを試みる。


3. 2000年のworkshop/seminorなど

(1) 第4回システマティック レビュー ワークショップ

  日本人のレビューアコーディネイションが必要であり
The Cochrane Library中でレビューのAuthorなどとして
名前がある人に呼びかけ、レビューアが集い、日本にお
けるシステマティック・レビューの現状と将来を話し合
い日本でのシステマティック・レビューの発展を目指す
会を企画する。

(2) 第4回EBMセミナー

  JANCOCと愛知県臨床疫学研究会で行ってきたEBMセミ
ナーは、今後JANCOCは共催または協力という形にする。
次回のセミナーは、2000年九州(もしくは2001年1月)を
予定している。


4. CDSR abstract翻訳の件

  現在、翻訳版としては1998年issue 4まで終了し、ホー
ムページに掲載しているが、その後の翻訳作業は中断し
ている。英語版は2000年issue 2まで出ており内容の変更
・追加が多く、また1999年issue 2からは記載様式の変更
も行われている。翻訳量の増加とともに、事務管理作業
も莫大になっているため、翻訳作業、事務管理作業のた
めの経済的・人的体制整備を再検討する必要があるが、
この件は保留とし、打開策を考える。


5. 今後の会議開催予定

  アドバイザー会議を2000年秋頃、第7回JANCOC会議を
上記第4回EBMセミナーと同じ場所で開催することとする。


6. 本議事録は公開とする。

以上