目的:妊娠中の便秘治療の異なる方法の有効性を評価する.検索方法:コクラン比較臨床試験レジスター,MEDLINE,コクラン妊娠と出産グループによって維持・更新されている比較臨床試験特別レジスターより,関連した試験が同定された.
選択基準:すべて,妊娠中の便秘治療のRCTである.
データ収集と解析:独立して質的評価を行い,本レビューに含まれたデータの分析を独立して行った2人のレビュアーによって,試験は読まれた.
主な結果:繊維の補充により排便頻度が増加し,柔らかい便となった(OR 0.18 95%CI 0.05-0.67).
結論:妊娠中の便秘を訴える女性は,糠の形や小麦の繊維として日々の食事の中で繊維の補充をすることにより効果的に治療できる.
Citation: Jewell DJ, Young G. Constipation in pregnancy. In: The Cochrane Library, Issue 1, 1999, Oxford: Update Software.
(日本語翻訳:田中恵美子/岡田慶子、岡田 隆)