特発性乏精子症かつ/または精子無力症の薬物療法:ブロモクリプチンとプラセボもしくは無治療との比較

The medical treatment of idiopathic oligo/asthenospermia: bromocriptine versus placebo or no treatment

Vandekerckhove P, Lilford R, Vail A, Hughes E

最終更新日:02/04/1996


目的:不妊の原因が特発性乏精子症かつ/または精子無力症と考えられるカップルにおいて,男性をブロモクリプチンで治療することにより妊娠率が増加するかどうかを判定すること.精液所見と性ホルモンに対する治療の影響を第二義的に検討した.

検索方法:グループの比較臨床試験特別レジスター(レビューグループの詳細を参照).

選択基準:妊孕性の低下した男性に対してブロモクリプチンを治療的に用いた5つのランダム化比較試験が確認された.うち1つの試験は除外された.

データ収集と解析:各試験の実施方法の特徴.試験対象患者の基本的特徴.結果:妊娠率,精液所見(精液濃度,運動率,形態),内分泌(血清FSH・テストステロン・エストラジオール).


Citation: Vandekerckhove P, Lilford R, Vail A, Hughes E. The medical treatment of idiopathic oligo/asthenospermia: bromocriptine versus placebo or no treatment. In: The Cochrane Library, Issue 1, 1999, Oxford: Update Software.


(日本語翻訳:日野村 靖/佐藤孝道)