妊娠線を予防するためのクリーム

Creams to prevent striae gravidarum

Young GL, Jewell MD

最終更新日:30/11/1995


目的:妊娠線(ストレッチ マーク)の発生を予防するための治療の有効性を評価すること.

検索方法:コクラン妊娠と出産グループにより維持・更新された臨床試験のレジスター.

選択基準:妊娠線の発生を予防するための何らかの治療についての,出版されたあるいは未出版のランダム化比較試験.

データ収集と解析:二人の判定者が試験報告を査読し,試験の質について別々に評価を行い,レビューに組み込むためのデータを別々に抽出した.

主な結果:ひとつの研究が組み込みのための基準を満たした.この研究は,Centella asiatica の抽出物,αートコフェロール,そしてcollagen-elastin hysrolysatesを含んだクリームでの治療が妊娠線の発生の予防に有効であることを示す(OR 0.41; 95%CI 0.17-0.99).

結論:このクリームは妊娠線予防に全体的に効果があるが,これまで妊娠線ができなかった女性や,逆に以前の妊娠で妊娠線ができた女性には,なんの利点もないようにみえた.


Citation: Young GL, Jewell MD. Creams to prevent striae gravidarum. In: The Cochrane Library, Issue 1, 1999, Oxford: Update Software.


(日本語翻訳:岡野愛子/佐藤孝道)