体外受精周期における卵巣刺激のためのヒト卵胞刺激ホルモンとヒト閉経期性腺刺激ホルモンの比較

Comparison of human follicle-stimulating hormone and human menopausal gonadotropin for ovarian stimulation in in vitro fertilization cycles

Daya S

最終更新日:20/12/1995


目的:IVF治療周期におけるFSHとhMGを比較した有用なデータの系統的な評価をすること.

検索方法:この研究は全体を通してコクラン生殖能力低下グループが開発した検索方法によって行われた.関連した試験は同グループの比較臨床試験特別レジスターで確認された.これ以上のことはレビューの詳細を見ること.

データ収集と解析:IVF治療周期のGnRH作動薬を使うまたは使わない卵巣刺激プロトコールでFSHとhMGを比較したランダム化試験のシステマティック・レビューとメタ・アナリシス.標準オッズ比(OR)はすべての試験の治療効果を同質化した後に計算された.

主な結果:主たる結果の評価方法:対開始周期,対採卵周期,対胚移植(ET)周期の妊娠率.結果:8つの試験が基準を満たした.FSHを支持する全体のORは対開始,採卵,ET周期で,それぞれ1.70(95%CI 1.11-2.60),1.68(95%CI 1.10-2.56),1.69(95%CI 1.10-2.59)であった.

結論:IVF周期でのFSH使用がhMGに比較し有意に高率な臨床的妊娠率と関連していることをこのメタアナリシスは示している.


Citation: Daya S. Comparison of human follicle-stimulating hormone and human menopausal gonadotropin for ovarian stimulation in in vitro fertilization cycles. In: The Cochrane Library, Issue 1, 1999, Oxford: Update Software.


(日本語翻訳:田中恵美子/佐藤孝道)