授乳のテクニック

Breastfeeding technique

Renfrew MJ, Lang S

最終更新日:05/05/1994


目的:授乳期間と授乳のトラブルの頻度に対する授乳テクニックの実際的な手助けを提供する効果を評価する.

検索方法:コクラン妊娠と出産グループによって維持・更新された臨床試験のレジスター.コクラン妊娠と出産グループによって開発された検索方法.

選択基準:標本:乳児の吸わせ方と位置に関する容認できるランダム化または準ランダム化試験 対象:テクニックに関する授乳の問題を経験している健康な満期産児を持つ授乳を行っている女性 介入:授乳テクニックを修正したものと修正しなかったものの比較 結果評価:授乳中止の時期,授乳のトラブルの頻度,母乳不足,人工乳への変更 含まれた研究数:1 除外された研究数:0.

データ収集と解析:データは2人の経験ある判定者により出版された報告から抽出,分析された.

主な結果:授乳テクニックを修正されなかった女性は,より母乳不足になり,より乳房のトラブルがあり,より授乳中止になりやすかった.

結論:一般的ケアの一部として授乳テクニックに関する実際的な助言とサポートが,すべての授乳を行う母親に与えられるべきである.この助言を与える専門家は授乳テクニックに関して適切な訓練を受けなければならない.


Citation: Renfrew MJ, Lang S. Breastfeeding technique. In: The Cochrane Library, Issue 1, 1999, Oxford: Update Software.


(日本語翻訳:溝渕泰三/佐藤孝道)